バイクの寿命を延ばすため保管法の基礎を学ぶ

ガレージ

一般的に言って、バイクを保管する環境は「野ざらし」が多いです。むろん、屋根のある環境で保管することも多いのですが、屋根の有無、シートカバーの有無などの違いは微差と言っても過言ではないでしょう。つまり、基礎知識を身に付けていないユーザーにとっては、「バイクは自転車と同じような保管法で問題ない」と認識されていることがほとんどです。しかし、その方法では寿命を大きく減らしてしまう可能性が高いです。

雨ざらしの状態と屋根の下で雨を凌げる状態では、明らかに前者の方が早く寿命を迎えます。これは、雨水によってボルトやナット、シール類などの劣化が早まってしまうという理由が大きいですが、毎日使用する環境下でも比較的大きな違いが出ます。ということは、使用頻度が低くなればなるほど違いは顕著に現れると言うことです。

最も理想的な環境は、「空調完備のガレージの中」です。余計な劣化が起こらないように空調で室温や湿度を管理し、定期的にエンジンを始動するなどして状態を保つ努力をすると、長期間にわたって走行する機会がない環境でも状態を維持しやすくなります。もし、1か月以上使用しない状態で放置してしまっていた場合、そのまま再起不能になったとしても文句は言えません。